「華氏451度」のブラッドベリ氏がムーア監督非難

http://www.asahi.com/special/cannes/TKY200406100288.html
それを報道するなら、「世界の中心で愛を叫ぶ」という題名がが、ハーラン・エリスンの「世界の中心で愛を叫んだけもの」の剽窃であることも、記事で触れて、その題名を選んだ作者と出版社の弁明を聞きたいものだ。
ちょっと検索したら、同じ感想を持つ人は多いようで、たとえば、
http://homepage3.nifty.com/kazano/200406a.html#04_t1
http://blog.goo.ne.jp/tekuri26/e/b9254cbedf5a5484376a5633711b6a07
http://news14.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1086859344/l50
http://ruitomo.com/~hiroo/bbs/kohobu.html
がひっかかる。
 大きな違いは、ムーアが「華氏451度」のテーマである言論統制を踏まえて題名を選んだ「引用」であるのに対して、「世界」の方はまったくオリジナルに無関係な剽窃であることだ。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか」の剽窃もあまりに多くて目に余る。googleで「夢を見るか」をキーワードに検索すると、先頭は「ギャルゲーマーは2D美少女の夢を見るか?」である。溜息。

蛇足だが、私はブラッドベリの作品で一番好きなのは「火星年代記」。華氏451度はそれほど強い印象はなかった。